2015年04月30日

その-9

輝安鉱.bmp埼玉病院に帰ると担当医が待っていた。
癌センターからの手紙を見て、やはり抗がん剤をやるべきです、という。
私の決意は変わらない。
担当医はご家族に会いたい、という。 私はというと、「妻も同意しているし娘も、私が死んだとしても動揺はしない」という。

担当医は家族を説得したいらしい。

そのうちにもう一人の医師が入ってきた。 意見を言うのか、と思ったが、何も言わずに聞いているだけだ。
担当医が立会人を頼んだらしい。

私のケースで抗がん剤を使わないと、評価に影響する事を恐れてのようである。
(命をかけて、こいつの根性のベクトルに影響を与えてやろう)と強く思ったのである。


しばしやり取りの後、「放射線治療は生涯に一度きりしかできないのです、抗がん剤を併用しないと癌を叩けないのです」と強く言う。
「なぜ一度きりなの?」   
「放射線は蓄積するのです」
「放射性物質は蓄積するが、放射線は蓄積しない」と私。
「知らんが、決まっているんだ!詳しいことは専門家に聞いてくれ!」
「主治医は専門家でなければならない」

・・・


「わかりました、患者さんが決める事ですから」・・・ふうーっと主治医は肩を落とした。

タグ:放射線とは
posted by 敏文 at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記