2007年02月04日

タダの塩、されど塩

solt 010.jpgこれは只の塩の結晶、でも好物、いや鉱物。
 きれいに結晶していればちゃんと鉱物フェアーでそれなりの値で売られている。ポーランド出身。
ということはあの地下の塩の教会だか宮殿だかのある採掘場から来た物か?
solt 006.jpgこちらはピンクの岩塩。
カリフォルニア産。
sio 1.jpgきれいでしょ!
透明な中にブルーの部分がふんわりと。
ここまできれいな結晶だと以外と溶けにくいらしく、嘗めてもさほどしょっぱく無い。カナダ産。

sio 2.jpgそのブルーの部分だけのもの。カットすれば宝石(タンザナイト)に匹敵しそうな程きれいな塩。
しかし塩、水に浸けると溶けてしまう。

私はさほど鉱物に詳しいと言うわけではなく、只のマニアです。
コレクションのなかで自然が作ったドラマを感じる物だけを登場させています。

本物の知識を垣間見たい方は「鑑定団」に時々登場する堀秀道さんの楽しい鉱物図鑑がおすすめ。
知的でビジュアルもきれい。 文章も上手い。 
posted by 敏文 at 00:23| Comment(12) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
岩塩 本当に美しいです。

色がつくのは、結晶内の含まれる塩化ナトリウム以外のミネラルの影響なのでしょうか??

ということは、色によって味も微妙に違うのかもしれません。

トコロで岩塩もさることながら、画像の背景が気になって…sio2のあの壁面は、コレクション陳列棚??(笑)
Posted by くま at 2007年02月07日 21:43
こだわりのコレクション棚は後ほど公開するとしましょう。
岩塩の様々な色に関しては成分のせいではなく、放射能の影響で結晶の構造にわずかな不整が出来るためだそうです。
ちなみにおなじみの黒水晶なども同様だそうです。
(楽しい鉱物図鑑)より。
Posted by toshifumitakizawa at 2007年02月08日 03:52
回答ありがとうございます。

それにしても、何かが混ざってあの色が出ているのではないというのは、おどろきです。

結晶摩訶不思議。

ところで、(もよりの図書館で、貸しだし禁止扱いになっていたので、よその)図書館に『楽しい鉱物図鑑』を貸しだし予約したところです。
今から手に取るのが楽しみです。
Posted by くま at 2007年02月09日 02:23
只今『楽しい鉱物図鑑』楽しんでおります。

『ファインマンさん』に続いて、楽しい本をご紹介いただき、本当にありがとうございます。

色とりどりの岩塩も、日光にあたると退色するというのもまたオドロキです。
そのほかにも、湿気や振動に弱かったりする鉱物もあるというのも、自分としてはびっくり。

監督もさぞや、コレクションの管理には心を砕いていらっしゃるのでしょう。

また、先カンブリア紀に赤鉄鉱が形成されたと聞けば、「じゃあ、アノマロカリスやらハルキゲニアのバージェスの頁岩よりも古いのか〜」などと妙に感動してみたり、とにかく鉱物に関して全く無知な自分なので、ビックリの連続です。

「蛇紋石→滑石→本の重さ」の関係も「ふむふむ」と…(苦笑)

それから高師小僧ものっていたのが、ちょっとうれしかったです。
Posted by くま at 2007年02月17日 21:11
実は(楽しい鉱物図鑑)は母親が石好きの男性と交際を始めた東野さん向けに紹介したのであってクマさん向けではなかったのです。
勿論沢山鉱物関係の本を所有していますが、この本を読まれてしまうと鉱物に関するアマチュア向けの殆どの知識を共有してしまう事となり私の鉱物自慢は色あせた物と化してしまいます。
(楽しい鉱物図鑑2)もありますがそれは手に取ることは無いように・・・
禁断の開かずの間。
Posted by toshifumitakizawa at 2007年02月19日 05:00
あらあら。
なんだかねらっていなかった魚が食いついちゃったみたいですね。(失敬!)

ただし、監督の「知識の共有」によって「(監督の)鉱物自慢は色あせたものと化してしまいます。」というコメントに対しては、ちょっと一言。

このコメントは監督の御謙遜の気持ちから生じるところが、大きいことは重々承知しているつもりではありますが、自分がこちらの「鉱物ネタ」で何が楽しいかと言えば「鉱物自慢」、つまり監督のコレクションに対する「愛情」や、コレクションの背景にある「物語」であって、単に知識欲の充足を求めているわけではないと言うことをあえて申し上げたい。

いいかえるなら、(ささやかながら)知識を共有することはシンプルに楽しいことであり、それによって、監督の鉱物自慢も、かえって色鮮やかになると信じています。
なんだか、こういうといささか大袈裟ではありますが…
東野さんにあてて本を紹介された監督の心情も、似たようなところから発しているのではありませんか?
(少々言い過ぎですね、申し訳ないです。)

余談ですが『楽しい鉱物学』『楽しい鉱物図鑑2』にも、すでに手を出そうかと思っていたところです。
「禁断の開かずの間」と伺えばなおのこと。
「禁」「秘」「密」などの文字には、自分はめっぽうよわいものですから…
Posted by くま at 2007年02月19日 20:40
禁断の実は食べてみたいですよね。
Posted by toshifumitakizawa at 2007年02月21日 01:29
ただいま「禁断の実」をかじりはじめたところです。

ところで、前巻を手に取った時に、最初『楽しい鉱物図鑑』の「楽しい」という形容がひっかかりました。

大昔、国営放送の「明るい農村」という番組タイトルを見て、「そもそも農村は暗いのか??」と思ったものですが、同様に「鉱物はつまらないと言うのが一般的なイメージ」と白状しているように思えたのです。

その一方で(タイトルとしては『楽しい鉱物学』からの流れだそうですが)実際に読んでみると、未だ鉱物趣味に足を踏み入れていない人へ宛てたラブレターに思えなくもありません。
そう考えると「楽しい」もあまり気にならなくなります。

ただし、このてのラブレターにつられて、のこのこたずねていくと、その後がかなり奥深く険しい場合が多いのですが…

Posted by くま at 2007年03月08日 21:26
鉱物の世界は私にとっても険しいです。
私より険しい崖を登らないように願っています。
Posted by toshifumitakizawa at 2007年03月12日 04:43
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/3281409

この記事へのトラックバック